2012年07月26日

男らしいってわかるかい by 佐藤行衛、尾上祐一&山本耕一郎

今回は今年の3月に行われた韓国光州でのライブ演奏から、佐藤行衛さんを中心にしたトリオで曲は"男らしいってわかるかい"。



佐藤行衛 - Vocal, Guitar
尾上祐一 - 回擦胡
山本耕一郎 - カホン

ボブ・ディラン作のI Shall Be Releasedに、70年代の日本のフォークバンド"ディランU"が日本語詩(作詞はメンバーの大塚まさじ氏)をつけて歌ったもののカバー。行衛さんの近年お気に入りのレパートリーとのこと。原曲はかなり有名なので、多くの人がどこかで耳にしたメロディじゃないかなと思います。詩のほうは原作の意訳とも独自の詩とも、どちらともいえる部分があると感じますが、原詩より分かりやすく、かつ行衛さんの世界にずばりはまってると感じます。歌い方からして、ボブ・ディランでも、ザ・バンドでも、ディランUでも、大塚まさじでもない、もう佐藤行衛の曲になってる感じ。

ちなみに韓国でこの3人で演奏するコーナーでは、僕は大半の曲をもう片方の楽器・リボンコントローラで演奏するつもりでしたが、行衛さんに「回擦胡は?」と訊かれ、シンプルなコード進行のこの曲なら何とかなるのではと思い急遽、回擦胡でやることにした経緯があります。という訳で半ば即興的に演奏したものとなってますが、なかなか我ながらいい感じで気に入ってます。

あと余談で、以前、煉獄サアカス一座に参加していた時に座長の神山てんがいさんのボーカルで"プカプカ"という曲を演奏したのですが、これもディランUの曲で、自分的にディランUの曲を演奏するのは実は2曲目だということに後日気付きました。どちらもディランUの代表曲ですね。
posted by 尾上祐一 at 21:44 | TrackBack(0) | 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月07日

"Primetime" by カワセミハウス

今回は、所属バンド・カワセミハウスの曲で"Primetime"です。



山田朋秋 12弦ギター
尾上祐一 リボンコントローラー
井谷享志 ドラム
小池"ダミ"実 フレットレスベース

ギターの山田さん作で、子供の頃、プライムタイムな時間帯にテレビシリーズで流れていた"スパイ大作戦"、"ハワイ・ファイブ・オー"、"鬼警部アイアンサイド"などへのオマージュとのことです。あとPrimetimeというとオーネットコールマンのバンド名でもありますが、その影響も薄っすらとあるかと思います。実際Youtubeのコメント欄を見ると(特にこちらでそれらのインフォメーションは流してないのに)ミッションインポッシブルを想起した、とか、オーネットを想起したというものが見受けられます。

1年半ほど前から演奏している曲ですが、初めのころはベースが居ないトリオ編成の時期で、この曲を演奏していてよりロック色を強めたい(でもバンドコンセプトであるエスノ色は打ち出しつつ)ということを感じ、昨年春に旧友のベーシスト小池"ダミ"実氏に入ってもらった、という経緯があります。ベーシスト加入の切欠の一つといえる曲です。昨年加入後の早い時点でダミさんはバンドに溶け込んでる感じで、丁度一年前にカルテットバージョンで"Dog Life"という曲を配信しており、今回はそのカルテット版カワセミハウスの第二弾ビデオ作品となります。
posted by 尾上祐一 at 17:23 | TrackBack(0) | 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月28日

"Hafu(破風)" by ワナナバニ園

ここのところ大体月に1本のペースで作成・配信しているビデオ作品、今回お届けするのは、ベース二本にドラムと自作楽器という編成の4ピースのバンド、ワナナバニ園の演奏で、曲はドラムの熊田央さん作の"Hafu(破風)"。


ワナナバニ園
熊田央(ドラムス)
ALI(Fender Bass)
種石幸也(5弦Bass)
尾上祐一(回擦胡)

基本的には、ワナナバニ園の結成当初の2010年冬から演奏している曲ですが、熊田さんお得意のポリリズムと、変わった譜割に慣れるまでに結構時間がかかったり、回擦胡のソロパートを模索したりで今年に入ってやっと完成したかなという感じです。

破風というのは日本建築の屋根の妻部分に二枚の板を山形に組んでできる三角形のこと、だそうです。作者の熊田さんがそのイメージで曲を作ったのかどうかよく分からないんですが、僕的には建築様式云々というより"風を破って突き進む"というほうがしっくりきます。音楽的には人力テクノ・フュージョンという感じかな。あと回擦胡が登場する楽曲のビデオ作品という意味では昨年8月のカワセミハウスの"Rindou"以来で結構久々だったりします。今回、その回擦胡の音がいつもより綺麗に録れてるとも感じてます。モノフォニック寄りな楽器が集まったこのバンドの、各楽器のメロディの絡み具合を楽しんで頂けたらと思います。

ワナナバニ園・動画PlayList
posted by 尾上祐一 at 21:16 | TrackBack(0) | 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

韓国ライブより"アルンダウンカンサン(美しき山河)"

今日は先月の韓国ライブツアーの光州(Gwangju) Girl River Hallでのステージより1曲映像をお届けします。佐藤行衛(Vo,G)+尾上祐一(リボンコントローラ)+山本耕一郎(Per)のトリオで曲は、韓国ロックの父、シン・ジュンヒョン作の"アルンダウンカンサン(美しき山河)"。



この韓国ライブツアーは長年の希望が実現した素晴らしいものだったのですが、このビデオで見られるシーンはハイライトの一つ。
この曲は、シン・ジュンヒョンが1972年に発表し(オリジナルバージョンはこちら←グレイト!)、その後も多くの歌手がカバーしてます。美しい曲であると同時に、どんどんメロディが展開してゆく大曲で、それなのに韓国では誰もが知ってて歌える国民的な曲、という非常にユニークな曲でもあります。(構成をかいてみると、Intro→A→B→A→C→D→E→F→G→A→C→C→C→C→C、という感じ) このビデオで聴ける行衛さんの歌声は、オリジナルの囁くような歌声と対照的に自身のハリのあるスタイルで、曲を完全に自分のモノにしてますね。僕もシン先生の一つの側面であるサイケデリックなスタイルを自分なりに表現してみた感じです。

この曲ができた背景とその後についてこちらのページの真ん中辺りに記されているので、曲を聴いて興味を持てた方はぜひ読んで頂けたらと思います。http://sea.ap.teacup.com/sekifu/46.html

シン・ジュンヒョンは、日本では限られた人しかまだ知らないと思いますがファンの間では"寺内タケシと内田裕也を足して二で割らない"などと評されたりしてて、クレイジーケンバンドが代表曲"ミイン(美人)"をカバーしたりもします。が、それだけでは無く、優れたソングライター/プロデューサーとしての側面や、ギタリストとしていまだにオルタナばりの激しいギターを聴かせたり、と非常に多彩な面がある音楽家なので、もっと多くの人に興味を持ってもらえたらと思います。

Shin Jung-hyeon on Wikipedia
http://en.wikipedia.org/wiki/Shin_Jung-hyeon
posted by 尾上祐一 at 15:31 | TrackBack(0) | 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月28日

韓国ライブツアーレポート 後編

韓国ツアー記、後編です。

3月18日。この日は、ソウルから南の都市である光州(クアンジュ)へ韓国の高速列車KTXで移動。所要3時間ほど。光州というと多くの日本人がそうかもだが、僕的には1980年の光州事件を思い浮かべる。苦い記憶だ。そんな光州の駅前で行衛、尾上&山本トリオ撮影。
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行衛さんは、ここ光州にあるPolyphone Studioでアルバムのレコーディングを行っていて、またこのPolyphoneスタジオに併設されている小さなライブスペースGirl River Hallには、行衛さんは勿論、日本から三上寛さんも出演していたりする。
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まずこの日のミッションは、Polyphone Studioで、行衛さん率いる日本人による韓国ロックトリオ、コプチャンチョンゴルの現在製作中のサード・アルバムの曲"Torch"に僕のリボンコントローラをオーバーダビングする作業から。ボ・ディドリービートをベースにした妖しげな曲。故にリボコンを採用して頂いたとみる。結構長めのソロパートを頂いたが、幸い3テイクほどでOK頂き、すらすらっとレコーディングは終了。
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帽子をかぶって作業をしているのはPolyphoneのエンジニアのGwak-woo Youngさん

程なくしてこの日のライブでご一緒するシンガーソングライターのイム・ウィジンさんやインディアン・スニさんも合流。イムさんとGwak-wooさんからは同じく製作中のイムさんのニューアルバム収録曲に回擦胡を入れて欲しいとのリクエストがあり、こちらはベーシックトラックをCD-Rで頂き、僕が自宅でオーバーダブして送り返す宿題の形にさせて頂いた。

レコーディングの後、行衛さんのレコードコレクター仲間のご友人のキム・ギュソン社長のご好意で、光州郊外の料理店へ。トッキタン(兎鍋)をご馳走頂く。ここならではの珍味だろう。韓国料理は旨いなぁ。空腹ではなかったがこれを逃せぬと食べる。ちなみに行衛さんは、グルメ本の取材中でもあり、これからはシンガー・ソング・グルメ・ライターとしてのステータスが築かれることであろう。(夏〜秋に日本国内で出版予定!) その後、キムさんのお宅にお邪魔。キムさんは、ハイエンドなオーティオマニアで僕は久々にそういうお宅を訪問しサウンドを聴かせて頂いた。勿論レコードも沢山所有してて韓国ポップスのレア盤も色々拝見。

食事後、Polyphone Studio=Girl River Hallに戻り、いよいよライブ開始。まずは、イム・ウィジンさんのステージから。
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シンガーソングライターのイムさんは、非常にジェントルな歌声で、メロディを反復させ徐々に盛り上がるそのパフォーマンスは素晴らしく、特に"塩の砂漠"という曲は素晴らしかった。日本もライブツアーしたことがあるとの事。また鍵盤ハーモニカとコーラスをやっていた女性のインディアン・スニさんはこの日はバックに徹していたがソロでもアルバムを出したりしているとの事だ。

そして僕らの出番。昨日と基本は同じプログラムだが、この日は山本さんがカホン、ジャンベといったパーカッションにスイッチ。先ずは尾上&山本で7曲披露。
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そして行衛、尾上&山本トリオで6曲。この日は場所柄もありフォークな感じで。演奏中も、そして録音を聴いても改めて感じることだが、行衛さんの歌の巧さは格別である。アンコールでは昨日は演奏しなかった"アルンダウン・カンサン-美しき山河"(韓国ロックの父、シン・ジュンヒョン先生作の国民的名曲)を披露。この旅の一つのハイライトだったと感じている。
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この道中で悲しい知らせもあった。行衛さんの音楽仲間でドラマーのユ・サンウォンさんが17日にお亡くなりになった。サンウォンさんは、シン・ジュンヒョンさんのバンドに所属で、丁度バンドのリハーサル中に倒れて亡くなってしまったらしい。行衛さんにとって韓国ロックの先輩である大切な人が亡くなってしまった。この場を借りて、ご冥福をお祈りします。いずれ僕もサンウォンさんの音源を聴いて故人を偲べたらと思います。


ライブ終了後、近所の刺身屋さんで打ち上げ。肉料理が続いていたので、この流れは非常にナイス。
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カサゴ!!

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山本さんご夫妻

ライブ直前に食事だったので、おなかは減ってなかったが、刺身料理ということもあり結構食べれた。ライブではジェントルなイムさんの激変ぶりも興味深かった。
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前列:山本さん奥さんの智子さん、インディアン・スニさん
後列:行衛さん、尾上、イム・ウィジンさん、山本さん、Gwak-woo Youngさん

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この日は光州の行衛さんの音楽仲間バダさん(写真一番左)宅に泊めて頂いた。我々のテンションは下がらずパダさん宅で行衛さんのDJで古いロックや韓国音楽を掛けながら午前3時まで音楽談義。泊めて頂き、おつまみやコーヒーなど色々出して頂いたパダさんに感謝! 


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3月19日。午前はゆっくりパダさん宅で休ませて頂き、昼食に行衛さんが好きな桑の葉を摺り込んだ麺を食べる。アサリスープ仕立てで韓国版ボンゴレという感じ、旨い。
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午後に再びKTXに乗りソウルへ戻る。ソウルの繁華街に繰り出し、楽器屋が大集合している楽園商街(ナグォンサンガ)を訪ねる。前回1993年にソウルに行った時もここを訪れているのだが、驚いたことに当時受けた70年代後半〜80年代前半な懐かしい感じの印象が今も全然変わっていなかった。とにかく楽器屋、楽器屋、楽器屋・・・・こんなに楽器屋が一杯あるところは日本にないだろうし(御茶ノ水の比でない)、横浜で開かれている楽器フェアとかよりも凄さを感じる。その後、ソウルに偶々仕事で来ていた東京のサウンドエンジニアでコプチャンチョンゴルのアルバムのマスタリングを手がけた橋本陽英さんと韓国の仲間の皆さんと合流、夕食を一緒する。そのまま皆さん引き連れて、行衛さんがよくご出演されている弘大(ホンデ)のCriative i Barに行き、ベリーダンサーさんのステージに佐藤行衛+尾上祐一+山本耕一郎トリオで即興演奏でお邪魔。この日は行衛さんがベースを弾く珍しいステージだった。そして写真でご覧の通り、非常に美しいステージだ。
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20日はすべて帰路、という感じで無事ツアーを終えることが出来ました。うーん、結構長文になったかな。それだけ非常に中身の濃いツアーだったということです。お付き合いありがとうございます。

そして改めて佐藤行衛さん、ご同行頂いた山本耕一郎さんと奥様、そして韓国の皆様にお礼申し上げます。

最後にオマケで韓国版クーです。(なぜかMinute Maidシリーズ)
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2012年03月27日

韓国ライブツアーレポート 前編

2012年3/16〜20の間、韓国へ音楽ツアーに行ってきました。初の海外ライブでしたが、ソウル在住で今回色々セットして頂いた佐藤行衛さん、ご同行いただいたドラマーの山本耕一郎さんと奥様、そして韓国の皆様の暖かいサポートで、全スケジュール無事遂行できました。ツアーレポートを二度に分けてお届けしたいと思います。

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3/16 成田よりソウルへ。韓国は2度目だが、初回は1993年なので19年前になる。飛行機はなんと6時間も遅れ。行衛さんが居るソウルの新村(シンチョン)に着いたのは夜3時だった。滞在中、行衛さんにはずっとお世話になるのだが初っ端から大変ご足労掛けてしまった。奥さんのウニさんと二人で出迎えて頂き、行衛さん行きつけのお店で深夜の会食。お店のメニューにずばり"行衛セット"というのがあり、これが貝をベースにした鍋でヘルシーな感じで、かつ旨い。また午前3時〜4時だったが行衛さんのミュージシャン仲間が集っていた。新村周辺は、ライブハウスなども多く、東京でいうと吉祥寺〜高円寺という感じか。
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新村の街並み。

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3/17 新村周辺の合井(ハプチョン)という所にあるYogigaギャラリーでライブ。
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ここは行衛さんがご自身や友人のライブをやったり、即興イベント"ブルガサリ"を定例的にやっていたりする場所。僕の音楽仲間の多くも行衛さん繋がりで出演している。会場に入ると、オーナーのハンジュさんと、伝統打楽器奏者イ・ボンギョさんらが居て挨拶。ボンギョさんは、5年前に高円寺での拙企画に行衛さんと一緒に出て頂いた方で、5年ぶりの再会。ほんと皆さん非常に気さくでフレンドリーだ。お蔭様で会場も多くのお客さんがいらして頂いていた。ライブは、

★Improv Session
 Hanjoo(bass)+Russel Moore(ds)
★尾上祐一(回擦胡、リボンコントローラ)+山本耕一郎(ds)
★Improv Session
KANG Haejin(Violin)+Siru(Voice)+CHOI Kanghee(Laptop)+Lee Bonggyo(Korean Per) Improv
★佐藤行衛(Vo,G)+尾上祐一+山本耕一郎
★Improv Session
KANG Haejin(Violin)+Siru(Voice)+CHOI Kanghee(Laptop)+Lee Bonggyo(Korean Per)+Russel Moore(ds)+尾上祐一(リボンコントローラ)

で進行。僕のセットは、いつもは独奏でることが多いエスノ/ポップ/モンドな9曲を、山本耕一郎さんのドラムにお供頂き演奏。
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山本さんは行衛さんのファンクラブ(行衛会)会長で、オースチンレコード周辺のバンドでドラマーとして活動している方。このデュオセットでは、なるべくパーカッション的にドラムを叩いてくださいという普段の山本さんの叩き方と異なるリクエストをして色々ご足労掛けてしまったのだが、短期間中にバッチリ応えて頂いた。おかげさまでお客さんも非常にいい反応。

場面変わって行衛さんとのトリオのセットは、数年前に出た行衛さんのソロアルバムからの曲を中心にカバーも2曲の全7曲。
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行衛さんは今回も大熱唱で、かつ山本さんは今度は本来のロックドラマーに戻りそして佐藤行衛ファン倶楽部会長の名に恥じぬ曲を熟知したプレイを披露。熱演に会場は更に盛り上がる。アンコール曲の"ムルマンチョ"では、静謐な前半と対照的に後半は白熱のジャムセッションに。行衛さんのピートタウンゼント張りのアコギ・カッティングプレイが凄かった(よく弦が切れなかったなぁ(笑))。

僕らの演奏をサンドウィッチする形で行われた即興セッションは、伝統楽器のボンギョさんから、LapTopを使った所謂音響派なKangheeさん(彼は現代音楽専攻の音大卒業生で今は作曲家として活動)、そしてMooreさんのような欧米人(Yogigaは欧米人も多く来ててインターナショナルな雰囲気もあった)といった様々な背景を持った人達が渾然一体となって演奏。先に書いたここで定例で行われている即興イベント"ブルガサリ"の雰囲気に近かったのではないかと感じている。最後のセッションでは僕も参加させて頂いた。
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終演後の記念撮影
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前に行衛さんの奥さんのウニさん、後ろに佐藤行衛さん、山本耕一郎さん、リ・ハンジュさん(Yogigaオーナー)、僕
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2011年06月10日

尾上ギター曲"Asian Blue"が海外でサンプリングされまくってます

今日は、僕の作品が海外でサンプリング素材になっているニュースをお伝えします。

カナダのJones FoShoさんというミュージシャンよりメールがあって「Stonesthrowというヒップホップ系のサイトのビートバトル・コンテストの1スレッドで君のギター曲"Asian Blue"がサンプリング素材になってて色々作品が投稿されてるよ」とのご連絡。

こちらのスレッドがそれ、
http://www.stonesthrow.com/messageboard/index.php?showtopic=21488
全然知らなかったのだが、、、、、
うはは、凄まじいことになってる。10曲以上もあるぞ。
過去にも僕の作品がサンプリング素材になってことは何度かあったが、旧友の小池実さんのHz/Vという作品を除き、ここまで凄い威勢でされたものはないのでビックリ。単純に嬉しいだけでなく、なかなかいい感じの物が幾つかあると感じてます。

このメールをくれたJonesさんの作品、オリジナルのコンポジションを温存した上でミックスした感じのcontroversy氏の作品。また、オリジナルのサウンドをちゃんと聴かせつつ再構築してる感じのconstrobuz氏、aReOu氏、Progetto氏、この辺りが自分的には好き。もうちょっと展開があるとよりいいけど、、まぁ2分以内という制約もあるそうなので。

アップされたいずれの作品にも多くのコメントがついているのもまた素晴らしいし、そこここに"dope"というコメントが付いているのもまた笑える。しかもこれ、コンテストなんだよな。結果はこちら

またJonesさんが選んだ作品のURLを列挙してくれたのでここに転載。

-----Jonesさんのメールより

Here's mine.
http://soundcloud.com/jones-fosho-battlebeats/stbb221-bluefunk-jones-fosho

This was the winner: http://soundcloud.com/ohsomusic/2we2we1ne-bondage

And here's a bunch more that in my opinion were good flips of the sample.

http://soundcloud.com/bkbrown/asi
http://soundcloud.com/beatfux/stbb221-asia
http://soundcloud.com/mountearl/yabba-221-blues
http://soundcloud.com/density/density-bb-221
http://soundcloud.com/progetto-s/progetto-s-stbb-221
http://soundcloud.com/areou/as-techno-as-i-go-stmbbb-221
http://soundcloud.com/constrobuz/st-bb-221
http://soundcloud.com/enzoeyeris/stmb-221-transform-human-souls
http://soundcloud.com/buttaslick/221-smoke-stack-daze
http://soundcloud.com/soul_up/soul-up-stbb-221

Jones FoSho
http://soundcloud.com/dvorkru
http://www.youtube.com/user/dvorkru

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オリジナルの僕のギター曲"Asian Blue"はこちら。

2006年にベトナムギターで初めて作った曲。Youtube TorigoyaSoundチャンネルでも最大PV数の作品です。
posted by 尾上祐一 at 21:59 | TrackBack(0) | 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月25日

アルミ H シン

暫く新作映像の紹介が続きがちだったので、今回は、久しぶりに古い曲をご紹介したいと思います。
遡ること1991年の曲、"アルミ H シン"。



前もって言っておきますが、な〜んだ昔のローファイ作ねと思った人は、1分経った後のポップな展開にご注目ね。

出だし1分弱の序幕部分は、僕が12歳前後(つまり1981〜1983年)に録音した音源とパーカッション類のコラージュ。エレクトーンを最大音量でラジカセのライン入力につっこみ、超オーバードライブ状態で録音したサウンドで、何も知らないがゆえの神掛かった(笑)演奏を展開した後、ポップな本編へと進みます。多重録音によるもので演奏は全て僕によるものです。使用楽器は、ギター、ベース、尾上ジャンクロックギターシンセ、JUNO106シンセ、RX8ドラムマシン・・・

本編のメインテーマ部分では、この曲を製作時にサウンド探求していた"尾上ジャンクロックギターシンセ"のサウンドがふんだんに盛り込まれています。歪とオクターバ―とフィルターの組み合わせによるこの自作ギターシンセ(もどき)の詳細はリンク先を参照頂くとして、ディストーションギターとシンセの中間みたいな音が特徴です。また、3分15秒あたりからのギターソロは、アンプシミュレータなど無かった当時、イコライジングのみでいい線行ってる音を出してたんじゃないかなと自負してます。僕の90年代初頭の作品の幾つかは、サウンド的に様々な試行錯誤をしつつ、4トラックカセット多重録音のクオリティ、ソングライティング、演奏的にも一つの到達点があるなと今聴いても感じますね。

なお、曲のタイトルは僕の友人の(中学〜大学生時代にであった何人かの)西村君に捧げたもので、"NISHIMURA"をモディファイしたものです。

posted by 尾上祐一 at 18:11 | TrackBack(0) | 音源1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月21日

ZAO(feauturing TAO)

忘れた頃にアップデートするこのブログ。本日お届けしますは、Doping Olympicsによる電子楽器"TAO"をフィーチャーした冬の蔵王をイメージした"ZAO"という曲です。



尾上祐一:回擦胡, overdubed Bass
本橋HAL彦:TAO
クリテツ:Theremin and Percussion

本橋さんのTAOをフィーチャーした曲で、尾上の回擦胡も入れると2つのオリジナル電気(電子)楽器が登場します。曲は、TAOによる冬の蔵王(ZAO)の雰囲気を表現しています。

"TAO"は本橋さんのオリジナル電子楽器で、リボンコントローラのように押さえる場所によって音程がきまる楽器で、左手でその音程を、右手で音域を4つのスイッチをセレクトすることにより演奏します。リボンコントローラと4弦楽器の中間のような感じ。コンセプトは似てても僕のリボンコントローラとはかなり違ったオーガニックな音色ですね。

More TAO video clips
http://youtu.be/SvrYNQMEEK8
http://youtu.be/AtDPOsbTG-E

Doping Olympicsは、ただ今、しばらく休息期間をとっておりまして、このビデオは昨年5月のパフォーマンスからです。今年も1〜2度このグループで出来てらいなと思っています。
posted by 尾上祐一 at 18:13 | TrackBack(0) | 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年11月26日

Cafe Blue(藍色茶房) by Kawasemi House

本日お届けするのは、僕が力を入れているトリオ、カワセミハウスの演奏です。

"Cafe Blue(藍色茶房)"

http://www.youtube.com/watch?v=0XHSxeF0CxI
作曲 山田トモアキ 編曲・演奏 カワセミハウス

・カワセミハウス
山田トモアキ:12弦ギター
尾上祐一:リボンコントローラー
井谷享志:ドラムス

リボンコントローラーをフィーチャーし、弦の山田さんは普段のブズーキに代わり、VOXティアドロップ型12弦ギターを弾いています。メロディアスなテーマとアグレッシブなジャムを展開するこのナンバー、ジャズロック、プログレ、エスノ、サイケそして変わった楽器編成の音楽ファンにぜひご覧いただきたい音楽です。

カワセミハウスのほうですが、まもなく結成3年を迎えようとしています。メンバーはそれぞれ他のプロジェクトを持っていることもあり、このバンドの活動ペースはゆったりしたものですが、着実に続けていることもあり、最近の演奏は大分安定したものになってきたんじゃないかなと感じてます。

ちなみにメンバーの個々の活動状況で大きな所をピックアップしてみると、僕は11/2に我がアイドルであるダモ鈴木氏のライブに参加。ドラムの井谷享志氏は只今テレビCMでお馴染みの宇多田ヒカルの"愛の賛歌"の録音にパーカッションで参加(プロデュースは偶然にも僕とも縁がある菊池成孔氏)。ブズーキの山田トモアキ氏は、ブズーキのソロライブも開始。という感じでカワセミハウスの活動、個々の活動、それぞれ充実したものとなってる今日この頃であります。

カワセミハウス、次回のライブは未定ですが、来年2011年2月あたりにできるといいなと感じてます。
posted by 尾上祐一 at 12:35 | TrackBack(0) | 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする