2016年09月03日

Bum(Part3) by ワナナバニ園 2015/6/15 at ひかりのうま

今回お届けしますは、2015/6/15の大久保”ひかりのうま”でのワナナバニ園のライブより、曲は"Bum - Part3"。



ワナナバニ園
熊田央 drums
ALI - Fender Bass
種石幸也 - 5Strings Bass
尾上祐一 - Ribbon Controller

ワナバニ・リーダー熊田の作曲で、ワンコードながら熊田節炸裂のポリリズムとアラベスク・イエロー・レゲエな演奏で楽しく聴かせるダンスナンバー。2010年末のワナナバニ園の結成当初から演奏しているんだけど、この日の演奏はベストじゃないかな。エアコンが故障した熱気ある光の馬は、ワナバニによって南国四次元酒場となりました。映像は熊田さんの顔がシンバルに隠れちゃってたりとあまり良いアングルでは無いんだけど、音はバッチリ。パワフルでノリノリな演奏をお楽しみ頂けたらと思います。
posted by 尾上祐一 at 13:59| 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月03日

"海底超特急" by アンドロジーナ(1996年の作品)

1996年後半から約1年間、僕がギターとサウンド・エフェクトで在籍したアンドロジーナというバンド。先日2016/7/2に結成20周年リユニオン・パーティーがあり、お互いの再会を喜んだところですが、皆さんにぜひ当時の音も聴いて頂きたくメンバーの承諾を得て1曲サウンドクラウドにアップしました。

"海底超特急"


演奏:アンドロジーナ
作曲:モンド松田 作詞:坂本典子
モンド松田(Bass, Arp Odessey Synth, Sound Effect)
イリヤ・ラミエル(Vocal, Accordion)
ホシピー星川(Korg 01/W, MS-10 Synth etc)
鱸茂樹(Drums, Electric Percussion)
尾上祐一(E.Guitar, Sound Effect)
録音 1996年9月-1997年2月

ポップだねぇ〜。演奏、録音ともに今聴いてもいい感じだと思うんだが如何でしょう。NHKの「みんなのうた」で掛けたらマッチすると思うな。久々にギターでコード進行を追ってみたんだけど、中々面白くて松田さんのセンスを改めて感じた次第。各メンバーも松田さんのレトロフューチャーとかテクノポップといったディレクションに応えていいパフォーマンスをしていますね。作詞は、松田さんらの旧友で80年代後半からサウンド&レコーディング・マガジン等を通じて活動の幅を広げていたカセット音楽サークルXiang主宰の坂本典子さん(現・舩引典子さん)で、僕にアンドロジーナを紹介してくれた人でもあり、今もお世話になってます。僕の方は、この頃はまだリボンコントローラや回擦胡をやっていなくエレキ・ギターを演奏しています(別な曲では回擦胡の前身とも言える尾上胡弓という1弦の弓奏楽器を弾いたりもしてました)。ギターソロで「お!、尾上の音じゃん」と思ってもらえるんじゃないかなと思います。イリヤさんの歌声をトランシーバー・ボイスにしたり、ディレイを左右にパンさせつつ掛けるといったサウンド・エフェクトも楽しかったねぇ。

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アンドロジーナ ライブ at 高円寺ペンギンハウス1996年12月

Androgena1997.jpg
アンドロジーナ ライブ at 吉祥寺シルバーエレファント1997年6月

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1996年 左より、松田、尾上、イリヤ、鱸、星川

Andro Reunion1.jpg
アンドロジーナ、リユニオン・パーティー 2016/7/2
左から、尾上、鱸、松田、PC画面で星川(スカイプで米国より参加)、イリヤ
posted by 尾上祐一 at 18:23| 音源1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月28日

"赤と黄色の蝶" by 佐藤行衛&ワナナバニ園

本日お届けしますは、2015年9月に行われたワナナバニ園の韓国ソウル・ツアーのライブより、韓国と日本を股に掛けて活動するロックミュージシャン・佐藤行衛さんのバックを務めた時の模様で、曲は行衛さんのオリジナル韓国ロックナンバー”赤と黄色の蝶”。



佐藤行衛 - Vocal, Guitar
with ワナナバニ園
熊田央 - drums
ALI - Fender Bass
種石幸也 - 5Strings Bass
尾上祐一 - Ribbon Controller
written by 佐藤行衛
recorded at Haruki, Hondae Seoul on Sep 12th 2015

この曲は、佐藤行衛さんのファースト・ソロ・アルバムに収録されているナンバーで、ワナナバニ園流にアレンジしています。
韓国でのライブは、個人的には2012年に佐藤行衛さんの計らいで韓国ソウルと光州で演奏ツアーを行っていますが、今回のワナナバニ園も行衛さんにお世話になる形でソウル弘大(ホンデ)周辺のライブスポットで演奏。この日は、ワナナバニ園の単独演奏は勿論、この動画のように行衛さんのバック、更には共演の短波兄弟も混じっての大セッション大会もありで、大いに盛り上がりました。2015年のワナナバニ園は、佐藤行衛さんや桑名六道さんといったグレートな歌手のバックを務めることができたのも大きな収穫で、インスト・バンドとしてのみならず、歌手のバックや、ソリストとのコラボの方向性なども色々出来たらと感じています。
posted by 尾上祐一 at 19:11| 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月30日

"Within You Without You" by サンピン

本日お届けしますは、久田祐三さんとのデュオ、サンピンによるビートルズ・カバーで"Within You Without You"です。



久田祐三 - 自作ダラブッカ・パーカッション
尾上祐一 - 回擦胡

アルバム、サージェント・ペパーのB面1曲目のジョージ・ハリスン作のナンバー。尾上的にはもう10年以上プレイしているナンバーで、Youtubeでもこちらに初出のソロ・バージョンがあったりもするのですが、久田さんとのプロジェクトで間奏部の5/8拍子の部分も含め大分確りした演奏になってきたと感じています。久田さんも自作のパーカッションということで、自作楽器デュオとしてのサンピンでもあります。久田さんは、ここ1年ほど自作パーカション工房の"音鼓知振"を立ち上げ、こちらも大分軌道に乗ってきました。サンピン、今後もまい進してゆきたいと思います。ご注目の程を!

サンピン・ウェブサイト
http://torigoya.main.jp/Sanpin.html
posted by 尾上祐一 at 18:41| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月25日

June 7th 2015 by "Leo Dupleix & Yuichi Onoue"

今回お届けしますは昨年6月に水道橋のアバンギャルド専門レコードショップのFttariにて行われた東京在住フランス人のLeo DupleixさんのLap Top PCと僕の回擦胡とのセッションの模様です。



Leo Dupleix - Lap Top PC
尾上祐一 - Kaisatsuko(with Korg PX5D Infinite Ascend Pitch Shifter)

ここの所、即興オンリーなパフォーマンスは稀になってきてて、バンドなどで即興要素を楽曲の中に絡めつつプレイする感じになっていますが、ここでは久々に即興オンリーの抽象的な音楽にチャレンジしています。特に打ち合わせなくLeoさんと"せーの"で演奏したものですが、前半のアブストラクトながらいい感じのメロディ、後半の無限上昇する回擦胡(コルグのポケッタブルなマルチエフェクトPX5D "パンドラ5"に入っている無限ピッチ上昇エフェクトを掛けています)、そしてLeoさんのLap Topが発するサウンドとのマッチングなど、演奏面と音響実験面の双方が実のあるものになっていると感じています。絵的にも漆黒のバックが演奏にマッチしていますね。
posted by 尾上祐一 at 12:25| 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月01日

"巨人と小人" by ワナナバニ園

今回お届けしますはワナナバニ園の2015年作の曲、"巨人と小人"。以前このウェブマガジンでもショートバージョンでお届けしたことがありますが、今回はフルサイズでどうぞ。


熊田央 - Drums
ALI - Fender Bass
種石幸也 - 5弦Bass
尾上祐一 - Ribbon Controller
作曲:尾上祐一 編曲:ワナナバニ園

ブギーとジャジーを行き交い、ファジーで豪快なパートから、リボンコントローラーによるドップラー掛かった(と言い得て妙な評は、桑名六道 aka JhaJhaさんより)グノームな歌心満載のジャジーなパートまで、音楽的にも音色的にもワナバニらしい色んなエッセンスを詰め込んだ楽しい楽曲です。ドラムの熊田ワナバニ大臣の表情がそれを物語っています。

曲を作った当初、そのつもりはなかったのですが、ワナナバニ園で演奏してみて結果的にこの曲は全体を通してオールディーズへのオマージュ/再解釈的なものになったと感じています。例えば、ブギーパートにおけるファズベースと倍音の多いリボンコントローラーによる威勢のいい合奏は、ちょっと1960年前後のオールディーなロックンロールにおけるサックス隊のサウンドを想起させなくもないなと思うし、ジャジーなパートは1940年代あたりのスイング曲をアジア人がチープな電子楽器で演奏してるイメージ。そしてエンディングのフレーズもオールディーズ定番ものしかりです。
posted by 尾上祐一 at 12:42| 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月25日

サンピン=久田祐三&尾上祐一 "ルメリ・カルシラマ"

紹介する順番が逆になってしまいましたが、前回のサンピンとカブネオの共演映像に続いて、こちらはそれより少々前に行われた、サンピン=久田祐三&尾上祐一 単体でのパフォーマンスより。曲はトルコのトラディショナルで9/8拍子のルメリ・カルシラマ。



トルコらしく元々ダブルリードの笛で演奏されてる曲なんだが、リボンコントローラで再解釈するにはもってこいだし、基礎が確りした久田さんのアラブ系パーカッションのダラブッカと一緒にできるのは最高です。この演奏だったか、あるいはこの感じの演奏をライブで見た方やYoutubeで観た方から、ジミヘンを彷彿させると言われたのは、実に光栄だった。勿論、この曲で元々使われてたりもする民族音楽系のリード楽器とかからの影響・引用がある一方、実際ヘンドリックスからもかなり影響受けてる。あとは子供の頃に短波ラジオで聴いた異国の音楽。あの電気的に歪み、変調が掛かり、時にノイズも混入する音楽は、その後CDなどで聴くハイファイなそれとは別物でしたね。そして時を同じくして聴いた70年代のアナログシンセサウンド。あと、もうひとつ強いていうならソフトマシーンのマイク・ラトリッジのファズ・オルガン。あれは音色も弾き方も音楽性も本当に独特。リボンコントローラの音作りはそういったものの記憶と影響がミックスされています。

ところでヘンドリックスにしてもラトリッジにしても、いやあの頃のミュージシャンの多くがそうだったと思うんだが、現代から比べたらずっと限られた機材しかなかったのにとてもクリエイティブでイマジネイティブな音を出していた。尤もそれは限られた環境ゆえのことであったのかもしれないし(情報が溢れていたり、モノが豊富にあるのは、いい事ばかりでなく場合によっては却って創造、想像性の妨げになることもあると僕は感じている)、或いは今からみて限られた原始的な環境というだけで、当時電気でジェネレートや加工した音の数々はとても新鮮で得体の知れない未知の可能性を秘めたものでミュージシャンたちは何とかそれで新しい表現をして自分のものにしてやろうと躍起になっていたのだろうと思う。それは技術面のみならずハプニング的に出てきたサウンドをも積極的に取り込んでしまう柔軟性からも感じられることである。何はともあれ、そんな先駆者たちを思い起こしながら今後も音作りと演奏を出来たらと思っています。
posted by 尾上祐一 at 22:36| 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月22日

サンピン&カブネオ"アラ見てたのね"

今回は、久田祐三&尾上祐一のサンピンと、太田ニョリとジョンいまえだのカブネオのジョイントライブより、2グループ合同のAsian & Africanなアレンジによる都はるみさんの古い名曲”あらみてたのね”のホットなジャムをお届け。エレクトリック・アコースティックなサウンドで、東南アジアの田園風景を髣髴させつつ、徐々にスペーシーでアフリカンなドンチャン騒ぎに変貌してゆくところなど聴き処満載です。ニョリさんが叩く竹バラフォンは、ジョンさんによる自作楽器で、ピエゾピックアップが仕込まれたエレキ竹バラフォンです。よって僕のリボンコントローラと合わせると両グループによる自作エレキ楽器合戦ジャムともいえますね。



サンピン
尾上祐一 - リボンコントローラー
久田祐三 - ダラブッカ

カブネオ
太田ニョリ - 自作電気バラフォン
ジョンいまえだ - ベース

なお今年4月から活動を活発化させている久田祐三さんとのデュオですが、サンピンと名づけました。ウェブサイトもありますので宜しくお願いします。
http://torigoya.main.jp/Sanpin.html
posted by 尾上祐一 at 22:09| 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月23日

Hafu(破風) by ワナナバニ園

今回お届けしますは、ワナナバニ園の最新動画で2015/7/20に阿佐ヶ谷イエロービジョンで行われましたライブより、代表曲"破風"です。



熊田央 - drums
ALI - Fende Bass
種石幸也 - 5弦ベース
尾上祐一 - 回擦胡

結成当初からやっている滑走するナンバー。全編を貫くポリリズムと各々の楽器のラインの絡みの妙を楽しんでください。3年前にYoutube初出で(こちらがその動画)、2013年リリースのファーストCDにも収録されていますが、今回は後半に聴けるアリ師匠の細かく動くベースラインをはじめ全体的に熱い演奏になっておりライブならではと感じます。

ワナナバニ園、結成5年弱ですが、ますます活発に活動しております。ここのところ大体月に1〜2本のペースでコンスタントにライブを行っておりますが、この2015年9月は韓国ソウルでのライブを予定しております。これからもワナナバニ園にご注目を!
ワナナバニ園ウェブサイト
http://torigoya.main.jp/Wanabani.html
posted by 尾上祐一 at 10:09| 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年06月27日

"鳥小屋" 1999年の作品

ここのところ最新の楽曲紹介が続いていましたが、久々に古い楽曲をご紹介。曲は1999年のソロ作"鳥小屋"。ゲストに立岩潤三さんのタブラに行って頂いている作品です。



尾上祐一:MAX Programming, Guitar, Sampler
立岩潤三:タブラ

"鳥小屋サウンド"というウェブサイトをやっている私ですが、そのテーマともいえる作品。この曲は、コンピューターで作曲されており、音階、リズムなどの規則性と乱数発生による不規則性を組み合わせてプログラミングし、自分の狙いとその逆の意外性の両面性を持った音楽を生成させています。ニワトリのコッ・コッ・コッ・コケーーッという感じのリズムが生み出されていますが、この辺はコンピュータで生成ならではじゃないかなと感じます。なかなか人間では表現できないリズムかと思いますが、音楽仲間で打楽器マスターの立岩潤三さんにお願いして見事にマッチしたタブラを叩いて頂きました。なお私は、ここでトーキングモジュレーションを効かせたギターを弾いています。この曲はその後2005年にリリースされたソロアルバム"Vongole"に収録されています。

ちなみにこの楽曲が作られた1990年代後半は、MAXという音楽プログラミング環境でかなり実験して音楽を作っていた頃でした。このMAXは、元々フランスのIRCAMという音楽研究所で作られたもので、MIDIプロセッシング、DSP(デジタル信号処理、デジタルでシンセサイザーやエフェクターを作ったりします)などができるものです。1990年代に一般向けにも販売されるようになり私も手を染めたのですが、当時はまだPCのパフォーマンスのこともありこの楽曲のようにMIDiプロセッシングによるアルゴリズミック・コンポジションが中心でした。その後、2000年代になりMSPというDSP機能やJitterという映像処理もできるまでに拡張されて現在に至っています。が、私のほうは2000年以降、MAXからは離れ、ご存知の通り自作楽器のリボンコントローラーと回擦胡での音楽活動に比重を置くようになっている次第です。(ただここ数年、DSPの仕事で再びMAXに首を突っ込んでいます)
posted by 尾上祐一 at 12:36| 音源1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする