2012年03月28日

韓国ライブツアーレポート 後編

韓国ツアー記、後編です。

3月18日。この日は、ソウルから南の都市である光州(クアンジュ)へ韓国の高速列車KTXで移動。所要3時間ほど。光州というと多くの日本人がそうかもだが、僕的には1980年の光州事件を思い浮かべる。苦い記憶だ。そんな光州の駅前で行衛、尾上&山本トリオ撮影。
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行衛さんは、ここ光州にあるPolyphone Studioでアルバムのレコーディングを行っていて、またこのPolyphoneスタジオに併設されている小さなライブスペースGirl River Hallには、行衛さんは勿論、日本から三上寛さんも出演していたりする。
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まずこの日のミッションは、Polyphone Studioで、行衛さん率いる日本人による韓国ロックトリオ、コプチャンチョンゴルの現在製作中のサード・アルバムの曲"Torch"に僕のリボンコントローラをオーバーダビングする作業から。ボ・ディドリービートをベースにした妖しげな曲。故にリボコンを採用して頂いたとみる。結構長めのソロパートを頂いたが、幸い3テイクほどでOK頂き、すらすらっとレコーディングは終了。
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帽子をかぶって作業をしているのはPolyphoneのエンジニアのGwak-woo Youngさん

程なくしてこの日のライブでご一緒するシンガーソングライターのイム・ウィジンさんやインディアン・スニさんも合流。イムさんとGwak-wooさんからは同じく製作中のイムさんのニューアルバム収録曲に回擦胡を入れて欲しいとのリクエストがあり、こちらはベーシックトラックをCD-Rで頂き、僕が自宅でオーバーダブして送り返す宿題の形にさせて頂いた。

レコーディングの後、行衛さんのレコードコレクター仲間のご友人のキム・ギュソン社長のご好意で、光州郊外の料理店へ。トッキタン(兎鍋)をご馳走頂く。ここならではの珍味だろう。韓国料理は旨いなぁ。空腹ではなかったがこれを逃せぬと食べる。ちなみに行衛さんは、グルメ本の取材中でもあり、これからはシンガー・ソング・グルメ・ライターとしてのステータスが築かれることであろう。(夏〜秋に日本国内で出版予定!) その後、キムさんのお宅にお邪魔。キムさんは、ハイエンドなオーティオマニアで僕は久々にそういうお宅を訪問しサウンドを聴かせて頂いた。勿論レコードも沢山所有してて韓国ポップスのレア盤も色々拝見。

食事後、Polyphone Studio=Girl River Hallに戻り、いよいよライブ開始。まずは、イム・ウィジンさんのステージから。
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シンガーソングライターのイムさんは、非常にジェントルな歌声で、メロディを反復させ徐々に盛り上がるそのパフォーマンスは素晴らしく、特に"塩の砂漠"という曲は素晴らしかった。日本もライブツアーしたことがあるとの事。また鍵盤ハーモニカとコーラスをやっていた女性のインディアン・スニさんはこの日はバックに徹していたがソロでもアルバムを出したりしているとの事だ。

そして僕らの出番。昨日と基本は同じプログラムだが、この日は山本さんがカホン、ジャンベといったパーカッションにスイッチ。先ずは尾上&山本で7曲披露。
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そして行衛、尾上&山本トリオで6曲。この日は場所柄もありフォークな感じで。演奏中も、そして録音を聴いても改めて感じることだが、行衛さんの歌の巧さは格別である。アンコールでは昨日は演奏しなかった"アルンダウン・カンサン-美しき山河"(韓国ロックの父、シン・ジュンヒョン先生作の国民的名曲)を披露。この旅の一つのハイライトだったと感じている。
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この道中で悲しい知らせもあった。行衛さんの音楽仲間でドラマーのユ・サンウォンさんが17日にお亡くなりになった。サンウォンさんは、シン・ジュンヒョンさんのバンドに所属で、丁度バンドのリハーサル中に倒れて亡くなってしまったらしい。行衛さんにとって韓国ロックの先輩である大切な人が亡くなってしまった。この場を借りて、ご冥福をお祈りします。いずれ僕もサンウォンさんの音源を聴いて故人を偲べたらと思います。


ライブ終了後、近所の刺身屋さんで打ち上げ。肉料理が続いていたので、この流れは非常にナイス。
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カサゴ!!

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山本さんご夫妻

ライブ直前に食事だったので、おなかは減ってなかったが、刺身料理ということもあり結構食べれた。ライブではジェントルなイムさんの激変ぶりも興味深かった。
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前列:山本さん奥さんの智子さん、インディアン・スニさん
後列:行衛さん、尾上、イム・ウィジンさん、山本さん、Gwak-woo Youngさん

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この日は光州の行衛さんの音楽仲間バダさん(写真一番左)宅に泊めて頂いた。我々のテンションは下がらずパダさん宅で行衛さんのDJで古いロックや韓国音楽を掛けながら午前3時まで音楽談義。泊めて頂き、おつまみやコーヒーなど色々出して頂いたパダさんに感謝! 


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3月19日。午前はゆっくりパダさん宅で休ませて頂き、昼食に行衛さんが好きな桑の葉を摺り込んだ麺を食べる。アサリスープ仕立てで韓国版ボンゴレという感じ、旨い。
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午後に再びKTXに乗りソウルへ戻る。ソウルの繁華街に繰り出し、楽器屋が大集合している楽園商街(ナグォンサンガ)を訪ねる。前回1993年にソウルに行った時もここを訪れているのだが、驚いたことに当時受けた70年代後半〜80年代前半な懐かしい感じの印象が今も全然変わっていなかった。とにかく楽器屋、楽器屋、楽器屋・・・・こんなに楽器屋が一杯あるところは日本にないだろうし(御茶ノ水の比でない)、横浜で開かれている楽器フェアとかよりも凄さを感じる。その後、ソウルに偶々仕事で来ていた東京のサウンドエンジニアでコプチャンチョンゴルのアルバムのマスタリングを手がけた橋本陽英さんと韓国の仲間の皆さんと合流、夕食を一緒する。そのまま皆さん引き連れて、行衛さんがよくご出演されている弘大(ホンデ)のCriative i Barに行き、ベリーダンサーさんのステージに佐藤行衛+尾上祐一+山本耕一郎トリオで即興演奏でお邪魔。この日は行衛さんがベースを弾く珍しいステージだった。そして写真でご覧の通り、非常に美しいステージだ。
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20日はすべて帰路、という感じで無事ツアーを終えることが出来ました。うーん、結構長文になったかな。それだけ非常に中身の濃いツアーだったということです。お付き合いありがとうございます。

そして改めて佐藤行衛さん、ご同行頂いた山本耕一郎さんと奥様、そして韓国の皆様にお礼申し上げます。

最後にオマケで韓国版クーです。(なぜかMinute Maidシリーズ)
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posted by 尾上祐一 at 00:00 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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