------------------------------------------------------
3/16 成田よりソウルへ。韓国は2度目だが、初回は1993年なので19年前になる。飛行機はなんと6時間も遅れ。行衛さんが居るソウルの新村(シンチョン)に着いたのは夜3時だった。滞在中、行衛さんにはずっとお世話になるのだが初っ端から大変ご足労掛けてしまった。奥さんのウニさんと二人で出迎えて頂き、行衛さん行きつけのお店で深夜の会食。お店のメニューにずばり"行衛セット"というのがあり、これが貝をベースにした鍋でヘルシーな感じで、かつ旨い。また午前3時〜4時だったが行衛さんのミュージシャン仲間が集っていた。新村周辺は、ライブハウスなども多く、東京でいうと吉祥寺〜高円寺という感じか。

新村の街並み。
------------------------------------------------------
3/17 新村周辺の合井(ハプチョン)という所にあるYogigaギャラリーでライブ。

ここは行衛さんがご自身や友人のライブをやったり、即興イベント"ブルガサリ"を定例的にやっていたりする場所。僕の音楽仲間の多くも行衛さん繋がりで出演している。会場に入ると、オーナーのハンジュさんと、伝統打楽器奏者イ・ボンギョさんらが居て挨拶。ボンギョさんは、5年前に高円寺での拙企画に行衛さんと一緒に出て頂いた方で、5年ぶりの再会。ほんと皆さん非常に気さくでフレンドリーだ。お蔭様で会場も多くのお客さんがいらして頂いていた。ライブは、
★Improv Session
Hanjoo(bass)+Russel Moore(ds)
★尾上祐一(回擦胡、リボンコントローラ)+山本耕一郎(ds)
★Improv Session
KANG Haejin(Violin)+Siru(Voice)+CHOI Kanghee(Laptop)+Lee Bonggyo(Korean Per) Improv
★佐藤行衛(Vo,G)+尾上祐一+山本耕一郎
★Improv Session
KANG Haejin(Violin)+Siru(Voice)+CHOI Kanghee(Laptop)+Lee Bonggyo(Korean Per)+Russel Moore(ds)+尾上祐一(リボンコントローラ)
で進行。僕のセットは、いつもは独奏でることが多いエスノ/ポップ/モンドな9曲を、山本耕一郎さんのドラムにお供頂き演奏。


山本さんは行衛さんのファンクラブ(行衛会)会長で、オースチンレコード周辺のバンドでドラマーとして活動している方。このデュオセットでは、なるべくパーカッション的にドラムを叩いてくださいという普段の山本さんの叩き方と異なるリクエストをして色々ご足労掛けてしまったのだが、短期間中にバッチリ応えて頂いた。おかげさまでお客さんも非常にいい反応。
場面変わって行衛さんとのトリオのセットは、数年前に出た行衛さんのソロアルバムからの曲を中心にカバーも2曲の全7曲。




行衛さんは今回も大熱唱で、かつ山本さんは今度は本来のロックドラマーに戻りそして佐藤行衛ファン倶楽部会長の名に恥じぬ曲を熟知したプレイを披露。熱演に会場は更に盛り上がる。アンコール曲の"ムルマンチョ"では、静謐な前半と対照的に後半は白熱のジャムセッションに。行衛さんのピートタウンゼント張りのアコギ・カッティングプレイが凄かった(よく弦が切れなかったなぁ(笑))。
僕らの演奏をサンドウィッチする形で行われた即興セッションは、伝統楽器のボンギョさんから、LapTopを使った所謂音響派なKangheeさん(彼は現代音楽専攻の音大卒業生で今は作曲家として活動)、そしてMooreさんのような欧米人(Yogigaは欧米人も多く来ててインターナショナルな雰囲気もあった)といった様々な背景を持った人達が渾然一体となって演奏。先に書いたここで定例で行われている即興イベント"ブルガサリ"の雰囲気に近かったのではないかと感じている。最後のセッションでは僕も参加させて頂いた。




終演後の記念撮影

前に行衛さんの奥さんのウニさん、後ろに佐藤行衛さん、山本耕一郎さん、リ・ハンジュさん(Yogigaオーナー)、僕