2015年12月25日

サンピン=久田祐三&尾上祐一 "ルメリ・カルシラマ"

紹介する順番が逆になってしまいましたが、前回のサンピンとカブネオの共演映像に続いて、こちらはそれより少々前に行われた、サンピン=久田祐三&尾上祐一 単体でのパフォーマンスより。曲はトルコのトラディショナルで9/8拍子のルメリ・カルシラマ。



トルコらしく元々ダブルリードの笛で演奏されてる曲なんだが、リボンコントローラで再解釈するにはもってこいだし、基礎が確りした久田さんのアラブ系パーカッションのダラブッカと一緒にできるのは最高です。この演奏だったか、あるいはこの感じの演奏をライブで見た方やYoutubeで観た方から、ジミヘンを彷彿させると言われたのは、実に光栄だった。勿論、この曲で元々使われてたりもする民族音楽系のリード楽器とかからの影響・引用がある一方、実際ヘンドリックスからもかなり影響受けてる。あとは子供の頃に短波ラジオで聴いた異国の音楽。あの電気的に歪み、変調が掛かり、時にノイズも混入する音楽は、その後CDなどで聴くハイファイなそれとは別物でしたね。そして時を同じくして聴いた70年代のアナログシンセサウンド。あと、もうひとつ強いていうならソフトマシーンのマイク・ラトリッジのファズ・オルガン。あれは音色も弾き方も音楽性も本当に独特。リボンコントローラの音作りはそういったものの記憶と影響がミックスされています。

ところでヘンドリックスにしてもラトリッジにしても、いやあの頃のミュージシャンの多くがそうだったと思うんだが、現代から比べたらずっと限られた機材しかなかったのにとてもクリエイティブでイマジネイティブな音を出していた。尤もそれは限られた環境ゆえのことであったのかもしれないし(情報が溢れていたり、モノが豊富にあるのは、いい事ばかりでなく場合によっては却って創造、想像性の妨げになることもあると僕は感じている)、或いは今からみて限られた原始的な環境というだけで、当時電気でジェネレートや加工した音の数々はとても新鮮で得体の知れない未知の可能性を秘めたものでミュージシャンたちは何とかそれで新しい表現をして自分のものにしてやろうと躍起になっていたのだろうと思う。それは技術面のみならずハプニング的に出てきたサウンドをも積極的に取り込んでしまう柔軟性からも感じられることである。何はともあれ、そんな先駆者たちを思い起こしながら今後も音作りと演奏を出来たらと思っています。
posted by 尾上祐一 at 22:36| 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月22日

サンピン&カブネオ"アラ見てたのね"

今回は、久田祐三&尾上祐一のサンピンと、太田ニョリとジョンいまえだのカブネオのジョイントライブより、2グループ合同のAsian & Africanなアレンジによる都はるみさんの古い名曲”あらみてたのね”のホットなジャムをお届け。エレクトリック・アコースティックなサウンドで、東南アジアの田園風景を髣髴させつつ、徐々にスペーシーでアフリカンなドンチャン騒ぎに変貌してゆくところなど聴き処満載です。ニョリさんが叩く竹バラフォンは、ジョンさんによる自作楽器で、ピエゾピックアップが仕込まれたエレキ竹バラフォンです。よって僕のリボンコントローラと合わせると両グループによる自作エレキ楽器合戦ジャムともいえますね。



サンピン
尾上祐一 - リボンコントローラー
久田祐三 - ダラブッカ

カブネオ
太田ニョリ - 自作電気バラフォン
ジョンいまえだ - ベース

なお今年4月から活動を活発化させている久田祐三さんとのデュオですが、サンピンと名づけました。ウェブサイトもありますので宜しくお願いします。
http://torigoya.main.jp/Sanpin.html
posted by 尾上祐一 at 22:09| 音源/映像2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする